先日、由紀さおり＆安田祥子姉妹の童謡コンサートに行きました。

音痴を子どもに移さないために、彼女達の童謡のCDを聞かせて育てたことはすでにブログにしてますが、今日はちょっと重たい話。
こんな雨なのに。ごめんなさい。

みやchanのブログを見てる若いお母さん方。
童謡、どのくらい歌えます？

ゆりかごの歌、正確な歌詞で歌えますか？？
赤いくつや、赤とんぼ、七つの子、かなりやはどうでしょう？
かわいいかくれんぼとか、汽車ポッポは？

七夕や海などの季節に関する歌。
みかんの花さく丘、里の秋、冬の夜、冬景色。
とおりゃんせ、月の砂漠、かなりや。

ではでは、ふるさと、早春賦、椰子の実・・・。

日本には古くから歌われてきた、美しい日本語の歌がたくさんあります。
美しい日本語に合う美しい日本の旋律は、決して古臭いだけのものではなくて、とても美しく感じます。

私達の世代に危機感がないのは、小学校・中学校で習って歌ったことがあるからです。
今の教科書ではほとんど削除されてしまっているのをご存知ですか？

現代の子ども達は、こういう歌を全く知らずに育ってしまっています。
３０代前半より若いお母さんたちは、ご自身すらも知らない歌のほうが多いかもしれません。

私も知らない歌がたくさん。
金襴緞子の帯も、アメリカ生まれのセルロイドも歌えません。

美しい歌を知る人がだんだんと減ってきています。
由紀さおり＆安田祥子姉妹は、それを危惧して、童謡のコンサートを開いてから２２年が経ちました。
年齢が年齢だけに、これから先、どのくらい続けられるか分からないとおっしゃってました。

CDをレンタルして、試しに息子達に聞かせてみましたが、コーラス部に所属していて、他の子よりも歌に接する機会がかなり多かったにも関わらず、知ってる曲はわずかです。

流行の歌もいいけれども、彼らが子どもを持ったときに、童謡を一緒に歌って欲しいって思います。
だから、今。聞かせておきたい歌がたくさんありました。
まだまだ子育て真っ最中ですけど、もう次の世代、その次の世代のことを考えていかなければ・・・という焦燥感にかられました。

もし、お子さんをお持ちで、このブログを見てくださった方がいらっしゃいましたら、
てるてる坊主や雨々降れ降れ、雨降り熊の子などなど一緒に歌ってみてください。
けっこう大きな声で一緒に歌うと、大人も楽しいですよ。

そしてもうひとつ。
お母さんやおばあちゃんのいらっしゃる方は、ぜひ、歌を教えてもらってください。
え？この歌も知らないの？　これも？？って驚かれるはずです。
３世代４世代、一緒に歌える歌があるなんて、素敵だと思いませんか？？